基準線と転換線とはどのようなものですか?
基準線と転換線は、一目均衡表の基本となるものです。
基準線というのは、その名称の通り、相場の基準となる線ですが、チャート上も少し太めの実線で描かれています。
一方、転換線は相場の変化(転換)の可能性を最も早く察知する線であり、ローソク足の一番近くに描かれています。
株式などの取引所商品を対象とした移動平均線では終値を基準にしますが、一目均衡表ではザラ場※の最高値と最安値の中値(平均値)をもとに基準線と転換線を引き、売りと買いの基調や転換を判断します。
※取引所の立会時間中のことです。
基準線と転換線による売りと買いの判断方法は?
基本的には、転換線が基準線の上にあれば買いの局面、転換線が基準線より下にあれば売りの局面ということになります。
なお、このとき、基本はあくまでも転換線と基準線の上下変化であって、ローソク足との上下変化ではありませんので、注意してください。
これは、転換線そのものを相場の流れとして捉えようとする考え方に基づいているからです。
ちなみに、短期移動平均線そのものを相場の代表値ととらえ、短期移動平均線と長期移動平均線のクロスオーバーを買いサイン・売りサインとする考え方がありますが、それと同様です。
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