一目均衡表とは?
一目均衡表というのは、故細田悟一氏(ペンネーム:一目山人)が、東京新聞の前身である都新聞社の商況部部長時代に開発したテクニカル指標です。
細田氏は、私設の研究所を開設し、学生延べ2,000人、7年の歳月をかけてこの指標を開発し、昭和10年に都新聞紙上に「新東転換線」として発表しています。
具体的な内容としては、特定の時間枠の中での相場の動きとその中心価格を考慮して、将来の株価を予測しようというものです。
一目均衡表の名称の由来は?
一目山人は、相場を考える際には、売り手と買い手のどちらが勝っていて、どちらが負けているのかを知るだけで十分であると考えました。
そのうえで、相場は売り手と買い手の均衡が崩れた方向へ動くという意味と、相場の帰趨は一目瞭然という意味を加えて「一目均衡表」と名づけられたといわれています。
一目均衡表はトレンド・フォロー型のテクニカル指標
一目均衡表は、トレンド・フォロー型の投資スタイルに合ったテクニカル指標です。
また、どこで相場に入り、どこで損切りすべきかということを判断するには大変便利な指標といえます。
なので、最近は、プロトレーダーから個人投資家まで、非常に多くの投資家がこの一目均衡表を見るようになっています。
これは、大口投資家の多くがその指標に従って売買しているということですから、皆が見ている指標としての役割を担っているともいえます。
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