銀ETFの影響は?
銀ETFの影響力は大きいといえます。というのは、2005年、銀ETFの上場がうわさされただけで、投資マネーが銀市場に流入し、銀価格を押し上げたからです。
2006年4月に、最初の銀ETFがアメリカン証券取引所上場するや、銀価格の上昇はさらに加速し、ついには15ドルの高値をつけました。
このように、銀ETFの登場は銀市場に多大な影響を与えました。
銀ETFが銀価格の下支え要因といわれる理由は?
銀ETFは現物拠出型ですから、純資産残高が増えれば増えるほど、保有する現物も増えていきます。
その分、市場に出回る現物の量は減りますので、銀相場は上昇していきます。これが、銀ETFが銀価格の下支え要因といわれる所以です。
銀ETFの残高はどれくらいなの?
銀ETFの残高は、2009年初頭の時点で7700トンを超えたといわれています。
これは、産銀量第1位のペルーと第2位のメキシコの年間産銀量※超えたことになりますから、銀ETFは誕生して数年しか経っていないにもかかわらず、すでに小さくない存在感を発揮しつつあるといえそうです。
※2007年の合計で6580トンです。 |