銀の歴史は?
実は銀の歴史は金(ゴールド)よりも古く、紀元前4000年にはナイル川から採取されたという記録もあります。
銀には特有の美しい光沢があることから、古来から宝飾品や銀器として用いられており、投資需要も根強いようです。
銀産出国の上位ランキング
かつては石見銀山を抱える日本が有数の産出国だった時期もあったのですが、現在ではペルーやメキシコ、米国、チリなど、南北アメリカ大陸にその中心は移っています。
ちなみに、現在の銀産出国の上位ランキングは次のようになっています。
<銀産出国の上位ランキング(出所:シルバー・インスティテュート)>
順位 |
国名 |
2006年 |
2007年 |
1 |
ペルー |
3456トン |
3494トン |
2 |
メキシコ |
2999トン |
3086トン |
3 |
中国 |
2342トン |
2562トン |
4 |
ロシア |
2137トン |
2021トン |
5 |
チリ |
1602トン |
1929トン |
6 |
オーストラリア |
1728トン |
1879トン |
7 |
ポーランド |
1257トン |
1229トン |
8 |
米国 |
1140トン |
1160トン |
9 |
その他 |
3475トン |
3498トン |
合計 |
|
2万136トン |
2万858トン |
銀価格の高騰を受け、2007年の産銀量は大幅に増加しており、実際、前年よりも722トン増の2万858トンとなっています。
また、これを各国の増産量で見ますと、チリは327トン、中国は220トン、オーストラリアは151トン、メキシコは87トン、ペルーは38トンと、ここでも中国の存在感は大きいものとなっています。
ちなみに、新興大国は同時に資源大国でもあり、銀が外貨獲得の大きな手段となっています。 |