金の国内価格は2つに大別される?
金(ゴールド)には、国際市場で形成される国際価格と国内価格があるのですが、国内価格はさらに次の2つに大別されます。
■国際価格に調達コストなどを加算し、円建て価格を算出したもの
⇒ 大手地金商はほとんどがこの価格に準拠しています。
⇒ 同じ算出方法であっても、鉱山・精錬会社や商社では、各社の調達コストなどが異なることから、地金商や同業他社とは若干異なる価格となっています。
■東京工業品取引所(東工取)で行われる金の先物取引における価格をもとに、商品先物取引会社が手数料を加算した現物価格
⇒ 東工取で取引されている金を「現受け※」することとなりますので、製造費や在庫保管料などの諸経費がかからない分、金を安く購入することができます。
⇒ 購入単位は1sが基本なので、最低5gから金を購入できる地金商などとは異なります。
⇒ 金のブランドを選ぶことはできません。
※現受けとは、先物取引において現物を受け取って決済する方法のことをいいます。
金が「守りの資産」といわれるのはなぜですか?
金は「守りの資産」とも言われますが、これは、金が一切の信用リスクと無縁の実物資産、つまり信用のかたまりだからです。
金投資における金を安心して長期的に保有し続けるためにも、まずは納得できる会社選びが大切になります。
|