金地金のバーはグラム表示でしたが、金貨の重量はトロイオンス（オンス）で表示されます。そして、この場合、1オンスはおよそ31.1035ｇになります。一般的に販売される金貨のサイズは、1オンスを筆頭に、次の4種類があります。

■1オンス＝約31.1035ｇ
■2分の1オンス＝約15.5517ｇ
■4分の1オンス＝約7.7758ｇ
■10分の1オンス＝約3.1103ｇ

金貨の売買価格は、金地金とは別に、金貨価格としてサイズごとに発表されますが、価格に占めるプレミアムの割合は小さなサイズほど高く、またスプレッドも大きくなります。

つまり、最も投資効率がいいのは1オンス金貨であるということがいえます。また、同程度の重量の金地金と比較すると、スプレッドも小さめです。

金貨でしたら、地金よりも効率的に少額投資ができますので、購入時期や資金を分けて価格変動リスクを抑えることが可能です。また、将来1枚ずつ売却して毎月のお小遣い代わりにするなど、小回りの利いた運用もできます。

金貨についてまとめると次のようになります。

■金貨にはバーチャージがかからないので、少額投資であれば金地金より高効率である。
■金貨価格には、サイズごとにプレミアムが設定されている。
■枚数単位で売却、配分できる自由度の高い金投資ができます。

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