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ナンピン(難平)は平均値の調整

ナンピンとはどのような手法ですか?

ナンピン(難平)というのは、相場が保有しているポジションに対して不利に動いた場合に、買い増しあるいは売り増しして、ポジションの平均値を調整する手法のことをいいます。

ナンピンの語源は?

ナンピンは、漢字では「難平」と書きます。これは、「難」は相場の変動で出た損失を表し、「平」は平らにするという意味で用いられています。

なお、ナンピンの「ピン」は、中国語読みです。

ナンピン買いとナンピン売り

ナンピンには、ナンピン買いとナンピン売りがあります。

具体的には、ナンピン買いは、買った値段から値下がりしたところで買い増しして、買値の平均を下げる手法です。

他方、ナンピン売りは、売りから入った場合に、売った値段から値上がりしたところで売り増しして売値の平均を上げる手法です。

ナンピンのデメリットは?

ナンピンは、一見すると便利な手法にも思えるのですが、買った(売った)後に続落(続騰)すればさらに損失が膨らむことになりますので、注意が必要になります。

また、「下手な難平、大怪我のもと」という相場の格言にもあるように、初心者には不向きな手法とされています。


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