商品先物取引とはどのようなものですか?
商品先物取引というのは、あらかじめ一定の期日までに現物の受け渡しを約束した上で、その商品の価格を現時点で決めておく取引のことをいいます。
商品先物取引の歴史
商品先物取引は、現在では、米国のシカゴマーカンタイル取引所(CME)が世界の代表的な先物取引所とされていますが、先物取引自体の歴史については、欧州や日本の方が古いです。
欧州では、英国のロンドンで1568年に、日本では江戸時代中期(1730年代)に大岡越前守忠相によって堂島米相場会所が認可されました。
納会と限月について
納会(のうかい)というのは、先物取引における最終期限のことをいい、限月(げんげつ)というのは、納会を迎える月のことをいいます。
建玉とは?
建玉(たてぎょく)というのは、その契約が成立した約定のことをいいます。
また、原則として、買い建玉を持っているものは、納会を迎えると取引量(枚数)に見合った現物を引き取り、売り建玉を持っているものは、取引量分の現物を引渡さなければなりません。
ただし、必ずしも現物の引渡しを必要とするわけではなく、納会前に反対売買によって決済し、その差額を清算すれば取引を終えられます。
つまり、差金決済を行えばよいということです。 |