サヤとはどのような意味ですか?
サヤというのは、「利サヤ」とか「値サヤ」ともいい、通貨や株価等の価格差のことをいいます。具体的には、次のようなものがあります。
■複数の銘柄間における価格差
■同一銘柄における買値と売値の価格差や市場間の価格差
■同一銘柄における限月間の価格差(先物取引の場合)...など
サヤの由来は?
「サヤ」というのは、江戸時代に、米相場で限月間の価格差のことを「差也」と表記していたことに由来するという説があります。
なお、現代では、サヤを漢字で「鞘」と表記しますが、これは当て字です。
サヤ取りとは?
サヤ取りというのは、銘柄間や限月間のサヤに着目して、利益を得ようとする取引手法のことをいいます。
具体的には、売りと買いをセットで実行する、いわゆる「両建て」を行って、サヤの金額が拡大、あるいは縮小したところを狙って、決済します。
ちなみに、FXでもサヤ取りは可能ですが、その場合は、通貨ペア間(ドル/円とユーロ/円など)のサヤに着目して行います。
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