どのような取引ですか?
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)というのは、クレジット・デリバティブの一種です。具体的には、債権は直接移転せず、信用リスクのみを移転できる取引のことです。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の考え方は?
クレジット・デフォルト・スワップでは、プロテクション(保護)を売買して信用リスクを移転するという考え方をとっています。
なので、保有債権等の信用リスクを回避した場合には、プロテクション(保護)の買い手となり、プロテクションの売り手に対して、「プレミアム(信用リスクに基づく対価)」を支払うことによって、ローン債権の返済の保証を得ます。
クレジット・クランチとは?
クレジット・クランチというのは、クレジットが「信用」、クランチが「危機」という意味であることからもわかるとおり、金融システムが機能不全に陥り、危機的な状態になることをいいます。
クレジット・クランチが起こるとどうなってしまうのですか?
クレジット・クランチが起きると、金融市場で信用不安が増幅し、金融機関が貸し渋りを進め、企業等に十分な資金が回らなくなり、経済活動全体が沈滞化する恐れがあります。 |