純金積立のメリットといえば、まずは資金があまりなくても金投資ができるというその手軽さが挙げられますが、十分な資金があってもあえて純金積立を選択する投資家もいます。これは、純金積立の価格変動リスクに強い、純金積立の仕組みそのものにあります。

純金積立の特徴の一つとして、一定額ずつ金を購入することにより価格変動リスクをおさえられるということがあります。

金（ゴールド）などの相場商品に投資する場合は、資金と時期の分散が何より重要となりますので、理想的な投資スタイルとしては、一定額ずつ定期的かつ継続的に投資していくものということになります。

これを自力で行うにはかなりの根気と手間が求められますが、この純金積立でしたら自動的に実行してくれます。

まず純金積立を始めると、あらかじめ設定した積立額が、毎月1回金融機関の口座から引き落とされます。取扱会社では、この金額をもとに「毎日」金を買い付けていきます。

なので、もし月々の積立額が１万円だとしますと、それを営業日数20で割った500円が1日の投資額となります（手数料は含みません）。

この手法のことを「ドル・コスト平均法」といいますが、この手法によれば、購入金額が一定のため、金価格が高い日には少なく、安い日には多くの金を買うこととなり、結果的には平均購入単価をおさえることができます。

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