損切りは必要?
損切りが必要かどうかについては意見の分かれるところですが、FXでレバレッジを利用して投資をする人には、損切りの決済注文は必須です。
これは、強制ロスカットや追加証拠金を回避するためです。
レバレッジ取引というのは、相場が自分の予測と逆に動いた場合には、元手を失うだけでなく、追加証拠金を要求されるリスクがあるからです。
毎回自分の予測どおりに相場が動けば問題はないのですが、それは非現実的です。
追加証拠金を避ける唯一の方法は、損切りによる決済注文を事前に入れておき、資金管理をしっかり行うことです。
つまり、FXでは、損切りというのは投資方法ではなく、資金管理の一環であるということです。
例えば、有名なところでは、資金の10分の1の含み損が出たところで機械的に損切りを行うという資金管理ルールがあります。
このルールで、例えば100万円を元手に110円でドルを買った場合には、1万通貨であれば100円以上にストップを入れ、5万通貨であれば108円以上に、10万通貨であれば109円以上にストップオーダーを入れることになります。
このように機械的に損切りを入れていく方法のほかに、自分の相場観で損切りを入れていく方法もありますが、これは非常に高度な手法になります。
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