クリック365の人気は?
クリック365のスタート時は低調なものとなり、初日のドル円の売買高はわずか26万ドルにとどまったようです。
現在、FXの取引業者は300社を超えると言われていますが、参加したのはわずかに5社のみで、2005年9月末でも7社程度でした。
この低調な理由としては、相対取引で人気や実績のあるFX業者が参加を見送ったことが大きかったようです。
また、取引通貨がドル円、ユーロ円、ポンド円、オーストラリア・ドル円の4種類しかなかったことも不人気の理由の1つとなったようです。
さらに、スタートした2005年7月は、改正金融先物取引法が施行された日でもあり、相対取引の信頼性が高まっていることが背景としてあったということもいえるでしょう。
そして、相対取引では、手数料完全無料の取引業者が存在するのに対して、クリック365に参加しているFX業者では手数料が必要になるということも弱点になったようです。
このように、クリック365は税制上のメリットを打ち出しつつも、低調なスタートとなったのですが、その将来性については未知数です。
よって、FX会社を選択する際には、取引所でのFXと相対取引でのFXの違いをしっかり理解したうえで、選ぶことが大切です。 |