オーストラリア・ドルの買い材料は?
オーストラリア・ドルの明るい材料としては、将来的に、アジア地域との貿易機会の拡大によって、オーストラリア経済の継続的な成長を促すという見解があります。
また、オーストラリアは資源国ですので、金や鉄鉱石などが豊富です。
2005年に入ってからの原油高も、オーストラリア経済にはプラスの影響を与えています。
オーストラリア・ドルのリスク要因は?
オーストラリア・ドルのリスク要因としては、アメリカの利上げが継続的に行われ、金利差が縮小した場合には、オーストラリア・ドルが売られる可能性があることがあげられます。
また、スワップ金利を目的に安易にオーストラリア・ドルを買うのはリスクが大きいと言わざるを得ません。
といいますのも、実際、1997年から2000年にかけて、オーストラリア・ドルを買っていたとしたら、金利は受け取れますが、為替変動により資金を減らすことになっているからです。
同様のことは、サブプライムショック後の2008年にもいえます。
2008年7月末には104円台を付けていましたが、その年の10月には55円台前半まで急落し、わずか3か月足らずで50円近くも暴落しています。
オーストラリア・ドルの人気は今後も続くと思われますが、買い時は間違えないようにしたいところです。 |